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韓国の先進医療技術] 「肝移植、血液型が異なっても可能に。手術成功率は97%
2020-03-17 13:58

[韓国の先進医療技術]「肝移植、血液型が異なっても可能に。手術成功率は97%」

50歳以下であれば、肝臓の一部を提供しても1週間以内に原状回復
新しい免疫抑制剤により抗がん効果も
カンナム(江南)セブランス病院 外科 チュ・マンギ教授

末期の肝疾患の治療には、肝移植が最善の策である。しかし、脳死と診断された人や生きている人(生体)から肝臓のすべてや一部をを取り出し、患者に移す肝移植は、非常に高難度の手術である。肝臓の血管構造が複雑な上に、10時間以上の手術をする必要があるからだ。 「移植の花形」と言われる所以である。

手術技術の発達により、最近では、肝移植の際、腹部を切開する「開腹手術」より、「腹腔鏡手術」が主流になりつつある。しかし、「腹腔鏡手術は、患者にとっては喜ばれるが、医師にとっては苦痛」という言葉がある。つまり患者には身体の負担も少なくメリットが多い手術法だが、医師にとっては非常に複雑で難しい手術ということである。

カンナム(江南)セブランス病院外科のチュ・マンギ教授(48歳)にインタビューした。2005年から肝臓と腎臓移植手術だけで500件以上の執刀経験がある「ベテランの外科医」だ。チュ教授は「肝移植の80%は生体肝移植手術である。移植の際、ドナー(肝臓を提供する人)の肝臓を70%程度切り取ったとしても、ドナーの年齢が50歳以下であれば、手術後1週間以内には、肝臓は元の状態に戻るほど再生力に優れている。そのことからも、ドナーはそれほ心配する必要はない」と述べた。また、彼は「B型肝炎から肝移植に至るケースより、C型肝炎、非アルコール性脂肪肝、自己免疫性肝疾患などの悪化が原因で、肝臓を移植する人が多くなった」と話した。

- 肝移植手術が必要な理由は何ですか。

「肝臓は70%まで機能が低下しても、自覚症状がまったく現れない。「沈黙の臓器」と呼ばれているのもそれが理由だ。浮腫や黄疸などの異常症状が現れた時には、肝臓の機能はすでに70%以上が失われいる状態で、このような末期の肝臓病患者には、肝移植手術しか治療法はない。

成人の場合では、肝硬変、劇症肝炎(急性肝不全)、肝臓がん患者に肝移植が必要となる。肝移植を受けなければ、1年も生きられない程の重度の肝硬変や、毒性物質や肝炎ウイルスにより肝細胞が急激に破壊され、1~2週間以内に命が失われてしまう劇症肝炎(急性肝不全)、他に、治療法のない肝細胞がん患者に対しても肝移植が行われる。また小児の場合は、先天性胆道閉塞症、劇症肝炎(急性肝不全)、先天的に肝臓の代謝酵素が不足し、肝臓に有害な物質が蓄積される代謝性肝疾患患者に対して肝移植が実施される。

最近では、高齢者に対する生体肝移植も活発に行われるようになった。当病院では昨年、79歳の高齢の方への肝移植手術を行った。心臓と肺機能に問題がなければ、70歳を過ぎても肝移植にそれほど問題はない。手術の成功率(手術から1か月以内に死亡しない場合をいう)も97%と、大幅に改善している。」

- 血液型が異なっても肝臓のドナーになれますか。

「血液型が異なっても、肝移植を行うことができるようになり、肝移植手術が画期的に発展した。このような、ABO血液型不適合生体肝移植は従来の手術とは異なり、移植の前に患者に抗体産生抑制剤のリツキシマブを投与し、血漿交換療法を行う。以前は血液型が合わず移植できなかった末期の肝硬変や肝臓がん患者に、新しい人生の扉が開かれることになった。

このような中、最近、問題となっていることは、延命治療中止などにより脳死した人からの臓器提供が急激に減少し、脳死した人からの肝移植も年間200~300件と、大きく減少していることである。そのため、肝移植を受けるために待機している人の数が大幅に増加した。2016年に573件と最高水準に達した脳死した人からの臓器提供は、2017年には515件、2018年は449件と徐々に減少してきている。脳死した人からの臓器提供の減少で、韓国の臓器移植待機者数も3万4,423人(2017年基準、疾病管理本部臓器移植管理センター)までに達している。肝移植手術を執刀する医師の立場としては、残念なことである。」

- 肝移植手術を受けると、免疫抑制剤を飲まなければならないと聞きますが。

「臓器移植は、第三者から提供された健康な臓器が患者の体内に入ってくることを意味する。臓器移植後、臓器提供を受けた患者の体は、拳ほどの細菌の塊が入ってきたと認識し、それを排除しようと働く。いわゆる「拒絶反応」という免疫反応である。このような拒絶反応を防ぐためには、移植の瞬間から免疫抑制剤を服用しなければならない。しかし、免疫抑制剤は臓器の拒絶反応だけを防ぐのではなく、体全体の免疫をも抑制してしまうため、感染に非常に脆弱になってしまう。このようなことから、最近では何種類かの免疫抑制剤を少量ずつ組み合わせて服用することにより、他の副作用を軽減させる取り組みが行われている。

免疫抑制剤を服用している人は、服用していない人よりがんに罹る危険性が3倍ほど高くなる。したがって、がん発症の有無を調べるために、定期的に検査する必要がある。通常、臓器移植後6か月までは月に1回、それ以降は2か月に1回外来診療を受ける。また、年1回の健康診断により、移植された臓器だけでなく、全体的な健康状態もチェックしなければならない。

幸いなことに、最近では、肝臓がんの治療で肝移植手術を受けた患者に対し、2018年から健康保険が適用された新しい免疫抑制剤(mTOR阻害薬)を使用することによって、免疫抑制だけでなく、抗がん効果まで得ることができるようになった。 肝移植後に留意すべき点としては、体重が増加すると処理しなければならない代謝物質が増え、移植臓器に負担をかけることになるので、適正体重をきちんと維持することが非常に重要である。」

- 肝臓病を患っている人にアドバイスをしてください。

「肝臓の健康を維持する方法は、意外と簡単だ。飲み過ぎず、定期検診を受け、そして医師のアドバイスに従う、これだけだ。肝炎ウイルスに感染しているにも関わらず、お酒を飲みすぎたりして肝臓を酷使すると、その後肝硬変に移行する場合も多い。アルコールの有害物質のうち、80%は肝臓で解毒されるが、肝臓で処理できないと、肝臓自体が損傷を受け、さらには肝臓がんにつながる可能性もある。もし肝炎に罹ったとしても、きちんと管理すれば肝臓の健康を十分維持することができるのである。まだ多くの人が肝臓病についてあまり分かっていない。B型やC型肝炎に感染すると、慢性肝炎につながりやすく、そのうち30~40%が肝硬変、肝臓がんに進行する恐れがある。」

出典:『韓国日報』

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