濃い微細粉塵(大気汚染粒子、韓国語でミセモンジ)と高温の気候により毛穴がますます開きやすいこの頃だ。毛穴はくすみとは違ってメイクでカバーするにも限界がある。カメラの画質はどんどん良くなる一方で、自分の肌の状態を細かく観察できるようになり、肌のケアへの関心が高まっている。今回は毛穴の開きの原因と毛穴を綺麗にする方法を紹介する。

毛穴の開きの原因は様々だ。１つ目の主な原因は皮脂の過剰分泌である。皮脂や老廃物が空気に触れて酸化しながら硬くなり毛穴が開く原因となる。このため、オイリー肌(脂性肌)の人は毛穴が目立ちやすい。

街中には毛穴パックやピーリング剤など毛穴改善のための商品が溢れているが、このような商品を使っても、すでに開いた毛穴を改善するのは難しい。

老廃物の排出に熱心なあまりスクラブやピーリングをやりすぎると、角質層が薄くなって弾力が失われ、たるみ型の毛穴になってしまう。それよりも正しい予防法を実践することが大事だ。

２つ目の原因は加齢である。特にほうれい線に沿って現れる頬のたるみにより毛穴もたるんで延びた状態になる。脂性肌の毛穴と違う点は、重力によって毛穴が楕円形に伸びている点だ。。

では、開いてしまった毛穴をケアするにはどうしたらいいのか？

開いた毛穴を改善する４つのノウハウ

１つ目はディープクレンジングを行うこと。 ディープクレンジングは、毛穴を清潔にして皮脂を蓄積せず排出しやすくし、毛穴の開きを防ぐ。メイクをしていなくても日焼け止めを塗ったら、メイク落としを利用してダブル洗顔をした方が良く、この段階でぬるま湯で優しく肌の汚れを洗い落とすことが第一歩だ。

２つ目は洗顔料の選択が重要なポイントである。 弱酸性(PH 5-6)で保湿成分が含まれた洗浄力の良いマイルドな液状タイプの洗顔料が良い。このような洗顔料の特徴は、泡立ちが少なく洗顔後につっぱらないことだ。

「こんな方法でディープクレンジングが可能なのか？」と思うかもしれないが、洗浄力が高く泡立ちの良いアルカリ性の洗顔料は、使用したときに老廃物と皮脂だけでなく肌の自然保護膜までおとしてしまうので、返って肌を傷め、毛穴の状態を悪化させる場合もある。

洗顔する時に力を入れて強くこする人がいるが、正しくは洗顔前に手を洗って手のひらに泡を立て、薬指で鼻や小鼻の周りなど毛穴が最も多い部位を泡で優しく洗顔し、洗い流すようにすべきだ。

３つ目は冷水で洗顔すること。肌の温度が高まるとコラーゲンの分解を促進させて弾力が低下し、両頬の毛穴が広がる。それだけでなく、表皮の水分損失により皮膚のバリア機能が低下して乾燥してしまう。

このような場合、急に皮脂の分泌量が増加してＴゾーンの毛穴の開きの原因ともなりえる。このことから、冷水での洗顔は肌の温度を低下させるので毛穴のケアに良いといえる。

４つ目はスクラブは慎重に使うこと 一般的に毛穴をきれいにするのための製品として知られている「スクラブ」は、不純物を洗浄するという意味で、肌の角質を取り除く効果のある細かい粒子が入った洗顔料を意味する。。

このようなスクラブは、使用後すぐに滑らかさが感じられ、毛穴がきれいになった感じがするので好まれるが、スクラブの粒子が大きすぎる場合には、返って肌を傷つけてしまうこともある。

毛穴は、入り口部分のろうと部が開放して出来た表面の凹凸を改善することが究極的な治療方法である。効果的な方法としてレーザー治療があるが、毛穴の開きの原因によっては病院での毛穴改善ための治療を考慮するのも良いだろう。

実際には皮膚科で毛穴改善の治療を受けても、陶器のように完璧に毛穴を目立たなくすることは非常に難しい。毛穴の開きは、過度な化粧品の使用(カバー力の高いメイクアップ)、疲れ、浮腫み、頻繁な体重変化との関連が深い。また、顔のボリュームの急激な変化とも関連があるため、生活習慣をきちんと管理しなければならない。